鐘桜修復|和歌山の宮大工 藤井寺社建築工業
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寺社建築から伝統工法・一般木造住宅(和風・洋風・店舗)に対応する宮大工です。 設計から施工まで完全責任施工。


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鐘楼の修復



本工事では、お寺様との話し合いの上、鐘楼の解体修理となりました。
(一部、文化財的な修復があります。)

解体前の状況と致しましては、下記の通りとなります。

@ ケラバ(柱から外側)の俯き。
   瓦の過重に耐え切れなくなったのが主な原因と考えられます。
   本来必要な処に梁がなっかたり、左右の梁同士が組まれて居なくただ、母屋を受ける為だけに梁が並べられていると言う状況でした。
   また、軒先部の材料(茅負)に組み込まれては居らず、今で言うボルトで垂木に繋がれているだけでした。
   しかし、金物で垂木から梁を繋ぐだけの工法は、昔は一般的で古いお堂を解体したとき必ずっと言って好いほど見受けられます。
  
   この工法は、私の検分から言いますとリスクがあまりにも高いです。
   症状と致しまして、古いお堂でよく見掛るのですが、軒先が押し出され、瓦ズレの原因の一つになっている事。
   過重に耐え切れなくなり金物が、刺さっている垂木が圧し折れ、軒先が下がったりします。
   其の他。

A 雨漏りによる損傷。
   一言で申し上げますと、瓦の老朽化とズレが、原因です。

B 地盤沈下による、座石の傾き
  これは、古い建物の場合避けては、通れない道です。
  どの様な建物でも古建築の場合、多かれ少なかれ現れる問題の一つです。

以上が、今回の大きな問題点です。

次回からの更新で、どの様に修復していくかを、お伝えしたいと思います。

先立って鐘楼2にて、完成写真掲載。


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