寺社建築(本堂)新築の現状写真2|藤井寺社建築工業
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本 堂

本堂(寺社建築)新築の進行状況。

 寺社建築(野隅木)  寺社建築(ハネ木1)  寺社建築(ハネ木2)
 本堂屋根隅部です。

軒先から棟の方に伸びているのは野隅木と言います。

寄せ棟の場合、化粧隅木は45度に入りますが、この野隅木は軒の出と
棟の長さに影響され角度が確定されます。

一般的に現場合わせとなりますが、此方も軒の出・棟長さ・勾配・弛み
深さが計算の要因の一部として判っておりますので、計算に拠る野隅
木の形状・角度の算出が出来ます。

軒先の白い紙は、防水紙と言い、水を浸透させない様にする物です。
一般的には外壁下地材を保護する物ですが、軒先化粧材を一時的に
保護する為に、被せております。
 丸太は、ハネ木と言います。

この部材は軒先を受けるものです。

屋根の瓦は、土を載せた土葺きの本葺きをしている為に、この様に大きな丸太を入れています。

ハネ木は、多く入れすぎても不具合を起こしますし、少なかったり細かったりすると俯いたり、軒先
の通り線が波打ってしまいます。
大きさや本数のバランスが重要です。

また、軒先の部材にハネ木を仕込まなければ、垂木に負担が掛かり軒先が通らないばかりか
最悪の場合、ハネ木と繋いでいる垂木が折れてしまいます。

古い寺社建築物で、垂木が途中で折れたり曲がったりしているのは、この仕込みがされていない
のが原因の一つです。
 寺社建築(ハネ木3)  寺社建築(ハネ木4)  寺社建築(ハネ木5)
 本堂内部から見たハネ木の写真です。

構造上、隅の方に何本も丸太が、集まっていきます。

このハネ木の集まって行く振り位置も荷重を分散させる為に、重要な行為の一つであると考えております。

また、ハネ木を単なる軒先を受ける材料と言う認識で施工すれば、後ろ側の固定位置を軒先の通りのみ意識すれば良いだけですので、然程気にしなくても良いのですが、
当社は、軒先からハネ木を通した荷重を利用すると言う観点から、振り位置・固定位置・固定箇所・固定方法を確定しております。

其の為に屋根の形状・規模により、施工方法が若干変っていきます。


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