文化財(破風修復)|和歌山の宮大工藤井寺社建築工業
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寺社建築から伝統工法・一般木造住宅(和風・洋風・店舗)に対応する宮大工です。 設計から施工まで完全責任施工。


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破風の修復



本々堂は、規模としては 七間あります。

そして、現状としては、損傷が著しく、私個人の意見としましては、修復を諦めて新材に取り替えた方が好いのではないかと思うくらいの物でした。

雨漏りによる、水腐りが、思惑酷いものでしたが、下図の様に新材を4つのパーツに分ける事で、修復は完了しました。

修復内容として、損傷部を切り取る処から始まるのですが、元受業者様と話し合いの上、直線上に真っ直ぐ切り取るのではなく、破風の線に合わせて弓状に切り取る事となりました。

古材と新材の接合面が、曲線状になる事から何度も付け外しをしながら接合面の突出している処を削りながら合わして行くと新材の長さや形状が変わる恐れがあった事から、一発で合わす方法で仕事をしました。

ここで苦労した点ととして、古材が捩れ、反っていた事です。
それらを矯正しながら、誤差を計算して破損部を切り取る事で一発で新材と合わせる事が出来ました。

そして、図面では判りませんが、新材同士又、新材と古材の切り口は作り出しの目地が入っています。

少し、余談となるのですが、破風を表裏に返す際、5人掛りで行ったのですが、途中で折れないかヒヤヒヤでした。
今から思うといい思い出です。(笑)


破風修復図
破風1
破風2
破風3

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